丸井グループは、ビジネスを通じて社会課題を解決することをめざす会社です。
つまり、あなたが丸井グループに入社したら、
「社会課題を解決するビジネスに携わること」ができます! この記事では、事業を通じて社会課題をどのように解決しているのかをお伝えしていきます!
突然ですが、ここで皆さんに質問です!
「ヘラルボニー」という言葉を、聞いたことはありますか?
カタカナの単語だから、日本語ではなさそうですよね。
では、どこの国の言葉で、何という意味だと思いますか?
(おっと、まだググってはダメですよ!)
......
実はこの言葉。
......
特に意味のない言葉なんです!(え!?)
しかしこの意味不明な「ヘラルボニー」のおかげで、
丸井グループは、とある社会課題解決型サービスを展開することになりました。
いまこの記事を読んでくださっているあなたの頭の中は、クエスチョンマークでいっぱいだと思います(笑)
そこで今回は、謎の言葉「ヘラルボニー」を手掛かりに、丸井グループがめざす
「ビジネスを通じた社会課題解決」の姿について解説します!
さて、さきほどは意味のない言葉と紹介した「ヘラルボニー」ですが、
インターネットで「ヘラルボニー」と検索すると、とある会社のホームページがヒットします。
その名も、株式会社ヘラルボニー。
そう、謎の言葉「ヘラルボニー」の正体は、この会社です。
(⇩気になる人はぜひ覗いてみてください・・・)
株式会社ヘラルボニー|"異彩を、放て。"をミッションに掲げる福祉実験カンパニー
株式会社ヘラルボニー(以下、ヘラルボニー)は、主に「知的障害」のあるアーティストと契約を結び、その作品を商品化することで、社会に根付く「障害」のイメージ変革をめざすスタートアップ企業です。(詳しくは↓の記事もチェック!)
ヘラルボニーは、設立者である松田崇弥さん・松田文登さんに重度の「知的障害」と自閉症のあるお兄さまがいることから誕生しました。そして社名の「ヘラルボニー」は、そのお兄さまが7歳の頃、自由帳に記していた謎の言葉なのです。お兄さま本人もわからないこの言葉を社名にすることで、一見意味がないとされるものを「価値あるもの」として魅せていきたいという思いが込められているそうです。
先ほどのご質問の答えがようやく出ましたね(笑)
「障害」のある方々が活躍できる機会をつくることで、「障害」という固定観念を打ち砕く。これも一つの社会課題解決です。
丸井グループはこの取組みに共感し、2021年、ヘラルボニーと資本業務提携(※1)を結ぶことを決めました。そして誕生したのが、「ヘラルボニーエポスカード」(現在、「ヘラルボニーカード」に改称)です。
※1 資本業務提携
経営権を取得しない程度に出資し合いながら、共同で事業を行うこと。
ヘラルボニーカードは、ご利用額の0.1%分のポイントをヘラルボニーへお渡しする仕組みのクレジットカードです。このポイントは、ヘラルボニーを通して作家の創作活動やその普及、また福祉団体へ送られます。つまり、ヘラルボニーカードでお買い物をすればするほど、「障害」のある方々を応援することに繋がるのです!
ここまで読んで、謎の言葉「ヘラルボニー」と丸井グループの関係を、少しはご理解いただけたかと思います。
しかし、結局のところ「ビジネスを通じた社会課題解決」とはどういうことなのでしょうか?
ここで、丸井グループがめざす「ビジネスを通じた社会課題解決」について、
大きく2つの観点からご説明します!
丸井グループは、世の中に存在する様々な社会課題の解決を実現するために、ステークホルダー(※2) との「共創」、つまり、お互いの強みを生かしながら共同で事業を行い新たな価値を創造することを重視しています。
※2ステークホルダー
利害関係者のこと。丸井グループでは、「お客さま」「株主・投資家」「お取引先さま」「地域・社会」「社員」「将来世代」の6つをステークホルダーとして位置づけています。
ヘラルボニーカードの取り組みはまさに「共創」。ヘラルボニーの強みである、「障害」のあるアーティストを応援できるユニークな事業形態と、丸井グループの強みである、約700万人の会員を抱えるエポスカード。両者を掛け合わせることで、障がいのある方々が自分らしく生きられる、インクルーシブ(包摂的)な社会の実現を後押ししています。
丸井グループは社会課題の解決をめざしていますが、一方、株式会社である以上、いわゆる「儲け」を出すことも追求しなければなりません。そこで丸井グループが重視しているのが、「利益」と「しあわせ」を両立させることです。
「利益」は金銭的な価値、「しあわせ」は金銭面では測れない価値を指します。ヘラルボニーカードの例でいうと、「利益」はカード会員数や取扱高にあたります。現在、ヘラルボニーカードは約8,000人のお客さまが利用しており、その取扱高は9億円にものぼります。一方、「しあわせ」は、障がいのある方々が個性を発揮して自分らしく活躍できるようになることや、それを応援するヘラルボニーカード会員の方々の満足感などがあてはまります。
株式会社である丸井グループが社会課題を解決するためには、「利益」と「しあわせ」の両方が不可欠です。だからこそ、「ビジネスを通じた社会課題解決」を目指しているのです!
丸井グループが目指す「ビジネスを通じた社会課題の解決」、少しは理解を深めていただけたでしょうか?
丸井グループで働くということは、このように本業を通じて社会課題の解決に貢献するということです!
具体的な仕事については、他の記事でも紹介しているので、ぜひ読んでみてくださいね!
ちなみに、2026年の再オープンに向けて建て替え作業が進む渋谷マルイの敷地は、現在、ヘラルボニーが手掛けたカラフルな囲いに覆われています。(2023年10月現在)ご興味のあるかたはぜひ足を運んでみてくださいね!
(写真)立て替え作業が進む渋谷マルイ
所属:(株)エムアンドシーシステム 業務企画部
所属:(株)エムアンドシーシステム データアナリティクス部