ひとびと
丸井グループで働く人ってどんな人?~多様な社員4,500人の共通点とは~
働きやすさはひとがつくるもの
皆さん、こんにちは!
突然ですが、皆さんは「働きやすさ」について考えたことはありますか?
チームで仕事をするには、円滑な人間関係が大事ですよね。働きやすさとは人がつくるもの。今回は丸井グループ社員の"人柄"に着目して、丸井グループにはどんな人がいるのかご紹介します!
多様な社員が活躍する丸井グループ
丸井グループで働く約4,500人の社員(2023年3月末時点) には様々な個性があります。この大人数を一概に「丸井グループの社員はこんな人!」ということはできませんし、する必要もありません。実際、2022年度入社の筆者の同期 には多様な個性を持つ仲間がいます。全社員に実施した、総合適性検査「SPI-EM」(※1)の結果を見ても全タイプの社員がいます。
(※1)総合適性検査「SPI-EM」
社員一人ひとりの個性や強みを引き出し、チームとしての力を最大化するための仕組みの一つとして、全社員に実施している従業員向け適性検査。その人が何を重視しどのような特徴をもっているかについておおまかに知ることができる指標。

総合適性検査「SPI-EM」各性格タイプの特徴
タイプを超越してみんなが持っている「共感力」
では、それぞれの個性を持つ社員はどのように働いているのでしょうか。
今回は様々な性格タイプの方が活躍するアニメ事業部の皆さんにお話をうかがいました。

取材を行ったアニメ事業部のみなさん
※所属およびインタビュー内容は2023年9月時点の内容です。
【アニメ事業部とは】
将来世代との接点としてアニメを中心としたコンテンツビジネスの拡大が主なお仕事。最近ではアニメに加えてYouTuberやVtuberなどの新たな領域の開拓もすすめています。 また店舗でのイベント開催だけではなくアニメデザインのクレジット券面化など、小売とフィンテック、未来投資を含めた多角的な取り組みを推進しています。
○それぞれの性格タイプについて
編集部:
本日お集まりいただいた皆さんはそれぞれ違う性格タイプですが、お互いに「確かにこの人○○タイプっぽい」と感じる「あるある話」はありますか?
まずは「調和重視タイプ」の高村さんのあるある話をお願いします。
村山さん(秩序重視タイプ):
争いごとを好まないタイプだと思います。何事も平和に進めていきたいんだろうなと、一緒に働いていて感じます。こちらがイライラしていても、衝突しないように相手への聞き方に配慮しているなと感じます。
編集部:
逆に他の性格タイプの皆さんはぶつかってしまうことなどあるんですか?
駒形さん(結果重視タイプ):
「結果重視タイプ」の自分は確かにバチバチすることはありますが、丸井グループが掲げている「対話の文化」(※2)がどのタイプの人にも身についているから、「なんか違うな」と思っても一度話を最後まで聞いて受け入れることができていると思います。だから衝突せずうまくいっているなと感じています。
(※2)対話の文化
一方通行ではなく、自由で創造的な双方向のコミュニケーションを活性化するため「安全な場宣言」や「人の意見を否定しない」など対話のルールを定めることで、年齢や役職に関わらず発言し、活発な意見を交わし合える風土が形成されている。
編集部:
丸井グループの「対話の文化」が性格タイプ関係なく根付いているのですね。では次に、「創造重視タイプ」の飯塚さんのあるある話を教えてください。
駒形さん(結果重視タイプ):
新しいことに取り組む力、課題解決力、創造力が高いよね。
村山さん(秩序重視タイプ):
飯塚さんが企画するイベントはこれまでにない案を盛り込んでいて、発想が柔軟だなと感じます。
高村さん(調和重視タイプ):
自分は調和タイプで新しいことにチャレンジする時に躊躇してしまうから、うらやましいと思うことがあります。自分自身も新しいことに挑戦したいなと思います。
編集部:
とのことですが、飯塚さんご本人はどう思いますか?
飯塚さん(創造重視タイプ):
もともとは消極的なタイプだったと自分では思っているのですが、アニメ事業部で出会った上司がすごくチャレンジ精神旺盛な方で、その方に影響されたと思います。
編集部:
関わる人に影響されるものなんですね~!
では次に「秩序重視タイプ」の村山さんのあるある話を教えてください。
高村さん(調和重視タイプ):
みんなに頼られていますよね。困ったら村山さんに聞いたら解決してくれます。
村山さん(秩序重視タイプ):
自分でも計画的に進めたいタイプだなと感じます。なので、きっちり進めることが得意な反面新しいことにチャレンジする時は、躊躇してしまうことがあります。そんなときに「創造重視タイプ」の方に背中を押されてチャレンジすることもあります。しっかり着実に進めることが好きなので、ガンガン進める方とペアになるとうまくいきます。
〇違いを受け入れあえる環境
編集部:
調和タイプと結果タイプ、秩序タイプと創造タイプのように反対のタイプだけどそれぞれの違いを活かして活躍されているということですね。
自分とは反対の性格タイプの方と仕事するのは大変かと思っていましたが、そうではないのですか?
高村さん(秩序重視タイプ):
「結果重視タイプ」と「調和重視タイプ」が一緒に仕事をすると、「調和重視タイプ」が調和を意識してもたもたするからスピード感を大事にする「結果重視タイプ」がイライラするんだろうなと思う場面があります。そんなときはしゃきっと結論を先に言って進めるということを意識しています。
駒形さん(結果重視タイプ):
相手が自分と違うタイプだと思ったら合わせます。でも実際、合わせる自分にストレスがたまることはあるので、「ここだけは言わせてもらう!」というときは口出しします。相手の口調や、モーションから相手の性格を読み取りながら自分の意見の伝え方を考えますね。
編集部:
違いを受け入れて相手に合わせながらも自分の意見も伝えるということですね。
飯塚さん(創造重視タイプ):
違うタイプの人と関わる時には、ここの4つの象限にない「共感力」が大事になってくるかと思います。自分の言いたいことや、やりたいことだけ伝えて相手の意見を受け入れないのではコミュニケーションが難しいと思います。
編集部:
なるほど。この4つの外にあるのが「共感力」で、その力があってこそ、それぞれのタイプの強みを活かしあえるってことですかね。
〇全タイプに共通する「共感力」
編集部:
タイプが違う人と働くうえでは、「共感力」が大事とのことでした、この「共感力」についてより詳しく教えてください。
駒形さん(結果重視タイプ):
もともと社員の気質として共感性って力があると思います。また、数値的なゴールは決まっているけどアプローチ方法は決まっていないのでいろんな形や方法をとることができます。なので共感して、相手の意見を一度受け入れるっていうことが前提にあると思います。
村山さん(秩序重視タイプ):
こうしなきゃだめよっていう人は少ないです。ある程度自由だと思います。
飯塚さん(創造重視タイプ):
こんな新しいことやってみたいです!と言えばある程度できます。丸井グループで働いている人って元々「お客さまファースト」(※3)で共感力自体はすごく高いのかなと思います。
(※3) お客さまファースト
丸井グループ社員は、入社後店舗での研修を通して接客を経験します。その中で直接お客さまニーズに触れることができるので、お客さま視点に立って考える「お客さまファースト」という考え方が浸透しています。
高村さん(調和重視タイプ):
あとは上司もやってみたいということを受け入れてくれます。そういう経験があるからみんな受け入れる風土があるように思います。
編集部:
確かに私が就職活動をしているときも「共感力」が重視されていました!
「共感力」×「対話の文化」
性格タイプが違うメンバーが集まりそれぞれの強みを発揮して活躍されているお話を聞くことができました。丸井グループ社員の多様性を感じていただけたのではないでしょうか?そんな多様な社員が共通して持っている「共感力」が丸井グループで働く「ひとびと」の特徴といえるかもしれません。この丸井グループ社員が持つ「共感力」と丸井グループの風土である「対話の文化」がかけ合わさり、様々なタイプの社員が自分の力を発揮できる働きやすさにつながっています。
記事作成者
池ちゃん
- 記事を書いてみて
- 働いていて本当にいろんな人がいるけれどみんなに共通して「共感力」があるというのは本当に納得しました。実際、今回のインタビューを聞いていて、どのタイプの方も話始めるときに「確かに○○だよね」から始まることが多く、一度相手の意見を認めてから話しているなと感じました。入社3年目の私も、これからもいろんな人との対話を通し「共感力」を強化していきたいなと思います。
記事作成者
とぅみ
- 記事を書いてみて
- 座談会の中で「ゴールが決まっていて、そこに向かってよりよい手段を考えるから柔軟でいられる」という話を聞いてはっとしました。そもそも他人同士の間には価値観や考え方の違いがあります。その違いは普段は見えにくくなっているけれど、他人と一緒に何かを進めるとき、表面化するんですよね。例えば、論理性を重視する人と共感性を重視する人が喧嘩をし、お互い歩み寄ることがなければ話は平行線どころか二つの線はどんどん離れて行ってしまいます。ただ、仕事はそこに「よりよい成果」や「サービスとしての価値」という判断軸がある。この共通の軸を持ち、他者やその意見を尊重しながら仕事をするというのが大事なのだろうなと思った今日この頃です。